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スーパーナチュラル
The show's title emerging from a spray of broken glass
ジャンル [アクションホラーサスペンス
製作者
出演者 ジャレッド・パダレッキ
ジェンセン・アクレス
アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 6シーズン
話数 126話 (エピソード一覧)
製作
製作総指揮
マックG
デビッド・ナッター
ロバート・シンガー
キム・マナーズ (2005年-2009年)
セラ・ギャンブル
製作場所 ブリティッシュ・コロンビア州
撮影体制 シングル・カメラ
放送時間 38–45分
製作会社 Wonderland Sound and Vision
Warner Bros. Television
放送
放送局 The WB (2005年–2006年)
The CW (2006年–現在)
映像 1080i (HDTV)
放送期間 2005年13日 (2005-09-13) – 放送中
外部リンク
ウェブサイト

スーパーナチュラル (SUPERNATURAL) は、アメリカ合衆国The CW 系列で放送されているテレビドラマである。
主人公のディーン&サムのウィンチェスター兄弟は、主に悪霊や悪魔と闘うが、時には人間狩りを楽しむ快楽殺人鬼や吸血鬼や麻薬の横流しをしでかす悪徳刑事などの人間が敵である場合もある。

概要[]

2005年9月13日にアメリカのThe WB系列で放送開始。2006年9月開始のシーズン2からはネットワーク再編によってThe CW系列に引き継がれた。2011年5月にシーズン6が終了し、同9月23日からシーズン7(シリーズ初の全23話[1])が放送開始予定である[2]。(日本での状況については後述。)

ジャンルはアクション・ホラー・サスペンス。基本的には1話完結のオムニバスで、全体的にロードムービー仕立て[3]。サムとディーンのウィンチェスター兄弟がアメリカ各地をまわり、霊や怪物などの超常的な存在を退治していくという物語だが、その一方で、2人の主人公の過去や宿命にまつわる連続ドラマ的なストーリーも同時に展開する[4]

題材となるのは民間伝承や都市伝説が多い[5]。企画・製作総指揮のエリック・クリプキによると、番組の雰囲気に関しては西部劇から着想を得ており、各話ごとのシチュエーションも西部劇を意識した作りになっている。

主演はジャレッド・パダレッキ(サム・ウィンチェスター役)とジェンセン・アクレス(ディーン・ウィンチェスター役)。レギュラー・キャラクターはこの2人のみだが、彼らの父ジョン・ウィンチェスター[6]、ベテラン・ハンターのボビー・シンガーら、バラエティに富んだ準レギュラーたちが代わる代わる登場する。製作総指揮はエリック・クリプキ、マックGロバート・シンガー[7]デビッド・ナターキム・マナーズ[8]セラ・ギャンブル

なお、クリプキとしては当初、3シーズン限りで番組を終わらせるつもりだったが、放送サイドからの要請により、さらに2シーズンが追加された。その後、シーズン6の製作が決まると、クリプキは「自分は製作スタッフとしては残るが、ショーランナー[9]としての役割はセラ・ギャンブル[10]に譲る」と表明した。

ストーリーもシーズン5で一応、完結したため、シーズン6からは新展開となっている。

ディーン役のジェンセン・アクレスはシーズン6の第4話「Weekend at Bobby's(危険な週末)」の監督を務めた。また、シーズン7の第3話「The Girl Next Door」でも再び監督を務めると発表された[11]

アメリカ本国では、小説版、若き日のジョン・ウィンチェスターの活躍を描いた前日譚コミック『Supernatural: Origins』[2]、ガイドブック(『The "Supernatural" Book of Monsters, Spirits, Demons and Ghouls』[3]、『John Winchester's Journal』[4]、『Bobby Singer's Guide to Hunting』[5]など)、公式雑誌[6]、トレーディング・カード[7]も発売されている。

また、ゴーストフェイサーズの公式サイト[8]も存在する。

なお、本作のシーズン3の頃、サミュエル・コルトを主人公にしたスピンオフ・シリーズの企画が持ち上がったが、未だ実現していない[12]

北米盤DVDおよびBlu-rayはシーズン6の分まで発売されている[13]。ちなみに、北米盤ボックスの場合、販売店によっては初回盤限定のおまけが付くことがある[14]

日本では、2007年4月25日から日本テレビ系で、2007年7月18日からはSuper! drama TVでも放送開始となった(リピート放送含む)。テレビ放送に先がけ、2006年12月25日、ワーナー・ホーム・ビデオより第22話までがレンタルされた。シーズン1と2ではディーンの声は井上聡、サムの声は成宮寛貴がそれぞれ担当したが、シーズン3以降は、ディーンは東地宏樹、サムは内田夕夜に変更された。シーズン1&2のBlu-ray版では既存の吹き替えに加え、東地・内田による新録版も収録予定である。また、2007年8月10日にシーズン2の第1~3話のセルDVDが発売になり、同時に第1~7話までのレンタルも開始された。さらに、2010年10月20日にはシーズン5のDVDおよびBlu-rayがリリースされ、2011年1月4日からはBS11デジタルにてシーズン1が放送開始(字幕放送)。小説版もシーズン1の分のみ発売されている。2011年4月14日からフジテレビ系で「SUPERNATURAL」と英語表記で放送がスタートした。二ヶ国語放送で、吹き替え版は、東地宏樹内田夕夜コンビで、放送している。

さらに、日本人スタッフによるアニメ『SUPERNATURAL: THE ANIMATION』も製作され、東地・内田コンビが声をあてている。

2011年8月29日、東京都のスペースFS汐留にて中村獅童をゲストにシーズン6スタートによる試写会が行われた。

あらすじ[]

1983年11月2日アメリカカンザス州ローレンス、ウィンチェスター家の皆は今夜も何事もなく朝を迎えるはずだった。その夜、メアリー・ウィンチェスターはふと目を覚まし、生後6か月の生まれて間もない息子サムが寝ている子供部屋へ向かう、そこには、寝ているサムの前に父親であるジョンらしき男の人影が見えた。メアリーは状況を納得し部屋を去る。しかし、去り際別の部屋でテレビの前にいる夫の姿を確認する。じゃあ、さっきサムの前にいたのは…メアリーは急いでサムのもとへ駆けつける……

妻の悲鳴を聞いたジョンは子供部屋へと駆け込んだ。しかしそこに彼女の姿はなく、サムがベッドの上で無邪気な笑みを浮かべているだけだった。彼がサムを抱き上げようとした時、上から黒い液体が落ちてくる。そして、それが血であることに気付き、驚いたジョンは上を見上げる。そこには、腹から血を流し天井に磔にされている妻がいた。さらには突如として炎が噴出し、一気にその場は火の海となってしまう。

サムをもう一人の息子であり彼の兄であるディーンに預けたジョン。そして三人はなんとか燃え盛る家から脱出した。ジョンは妻を失ったことで悲しみに暮れる。そして、メアリーを殺したのが超常的なものだと知った彼らは魔物や妖怪の「狩り」を始めた。22年後にディーンの前から突如としてジョンが姿を消したため、彼は悪霊や妖怪を退治する生活に疑問を抱き離れて大学生活を送っていた弟サムを「狩り」に連れ戻す。そして兄弟は様々な思惑が交差する旅を通して、恐るべき計画を知る事となる。

登場人物[]

スーパーナチュラルの登場人物」を参照

魔物・妖怪[]

本作の世界では、色々な魔物や妖怪が登場する。

悪魔 (Demon)
全編に渡って登場。
シーズン3で悪魔は人間が地獄で受けた責苦により、自分が人間であったことを忘れてしまった存在だとルビーにより明らかに。容姿は中世の絵画にでてくるようなものではなく、黒い煙のような姿ではっきりとしたものではない。彼らは直接的には人間たちに干渉できないためか人間に憑依する。クリスト(ラテン語の「キリスト」)という言葉にも反応を示し、聖水などの祝福を受けたものに触れると火傷を負う。
本作品では、黄色い目の悪魔、黒い目の悪魔、赤い目の悪魔、白い目の悪魔が登場する。役割が決まっており、黒い目の悪魔は格下と思われる。悪魔の軍団を率いるリーダーにするためにサムを含めた超能力者を誕生させる悪魔がいたり、自らが軍団のリーダーに名乗りをあげサム抹殺を図る悪魔、逆に地獄に堕ちて悪魔になっても人間だった頃の記憶が残っているがゆえにウィンチェスター兄弟に協力する悪魔もいるなど様々である。但し、ディーン達に協力した悪魔(ルビー)は実は魔王復活の為に協力しているかのように見せかけただけであり、その真の目的を達成する為に他の悪魔を欺く事さえ厭わない。
悪魔を倒すことは、後述のコルトなど一部の例外を除いて不可能だが、憑依された人間からは祓い地獄に送り返すことはできる。そのためには憑依された者を押さえつけ、ひたすら福音を唱え続けなければならない。
シーズン6では骨を燃やすことでも殺せることが明らかになる。
天使 (Angel)
シーズン4エピソード1から登場。
地獄に落ちたディーンを生き返らせ、たびたびディーンの前に姿を現す。サムが危険な道に進んでいるのを食い止めるようディーンに命令する。人間に憑依し肉体を酷使しているが、傷付くたびに肉体を修復しているため、人間に憑依している間に殺されるということがない限り天使が人間から離れてもその人間が死ぬことはない。
人間を慈しむ慈愛を持つと天使が信じられているのは人間が作った概念に過ぎず、ザカリアや神を裏切ったウリエルなどを見れば他の天使も「慈愛」などは期待できない。彼らに比べれば、尊敬しろと当初は言っていたキャス(カスティエル)も人間に近いと言えるだろう。また超常的な物(瞬間移動や念動力など)を省いた身体能力も、普通の人間よりはるかに高い。それは徒手格闘においてアンナがディーンや若かりしジョンを圧倒するほどである。
悪魔を遥かにしのぐ能力を有するが、アラステアなどの中堅悪魔に対しては苦戦を強いられることもある。
大天使 (Archangel)
通常の天使とは一線を画す高位の天使。
神に最も近い存在とされており、現在作中で確認されているのはミカエル、カブリエル、ラファエルの三体のみである。ちなみに、ルシファーも元は大天使だった。
キューピッド(Cupid)
下位の天使で、階級はケルビム
神話にあるような幼い子供の姿ではなく、パンツ一枚の太った中年男性。性格は無邪気な子供で、ハグしたがる(ただ、その見た目のため、ディーンやサムといった人間はおろか、仲間である天使たちからも、ハグは嫌がられている)。
男女の仲を取り持ち、双方にエノク語を刻む(天の命令で行動しており、全ての人間の仲を取り持っているわけではない)。
ジョンとメアリーも天の命令に従った彼らの手によって愛し合うようになった。
アルファ (Alpha)
シーズン6において初めてその存在が言及された。ヴァンパイアゾンビ人狼といった中の最初に作り出された怪物の親玉のような存在。
その発祥及び死後の世界が不明な点から天界に身を置く天使と神そして神によって創造された人間たち、そしてそれらと対をなす地獄を発祥とするルシファー及び悪魔たちとも根本的に異なる存在とされており多くが謎に包まれている。
悪霊 (Vengeful Spirit)
全編に渡って登場。
この世に、未練を残した人間の霊魂は時として生きている人間に牙を剥く。方法はさまざまだが、自分が死んだ、または殺された方法で襲う場合が多い。
塩や錬鉄に弱いが、あくまで動きを封じるだけにすぎない。悪霊を浄化するには、その悪霊の者の墓を暴き遺体に塩をまいて再び焼くか、悪霊の思念が乗り移った道具を焼く必要がある。
また、教会などの聖なる場所には近づけず、入り込むと消滅することもある。
(Spirit)
全編に渡って登場。
上記「悪霊」とは違い「悪」の属性を持たない霊。自縛霊、浮遊霊など。
ウェンディゴ (Wendigo)
妖怪。
カナダなどの寒冷な地方の山中に棲んでいるとされているが、本作ではアメリカの北部の森林に生息していた。インディアンの間に伝わる妖怪で、もともとは人間であったが餓えのあまりに人肉を食らったために、霊的な力が備わり怪物となった。身の丈は2mぐらいの大男である。両手に5本の鉤爪を持ち、動きが素早く、人間の声を真似る。
銃や刃物などの武器は効かず、倒すには燃やすしかない。
シェイプシフター (Shapeshifter)
妖怪。
いろいろな人間に姿を変えることが出来る上に、対象者の記憶も盗み見てしまう。
別の姿に変身する際には脱皮するので、脱皮した場所にその皮が落ちている。
退治する方法は心臓に銀の弾丸を撃ち込むこと。ウィンチェスター兄弟とは幾度か戦っており、時にはディーンに化けて本人に濡れ衣を着せた事も。
ヴァーナー (Vanir)
神。
不気味なかかしの姿をしている。土地繁栄の北欧の神で、男女の生贄を捧げる事でそこに住む住人たちはその土地を潤していた。ヴァーナーは手についている鉤爪で生贄を殺して、生贄を自分の体に取り込む。
退治する方法は、ヴァーナーのエネルギーの源である聖なる木を燃やすこと。
死神 (Reaper)
神。
絵画で描かれているような鎌を持った姿ではなく、スーツをきた不気味な老人の姿で現れる。狙われている本人にしか、姿は見えず、死神に触れられれば、たちまち命を吸い取られてしまう。人間が黒魔術によって死神と契約すれば、奪い取った魂を他人に譲渡することが出来る。
シーズン2エピソード1に登場した時、姿をいろいろな者に変えられる能力があることが判明した。このエピソードにおいて、死神は魂を天界へ導く案内人のような役割をしている。シーズン4にも登場し、嘗て瀕死で肉体を抜け出した魂の状態のディーンを連れていこうとしたテッサという死神と、ディーンが再会している。何故か口付けでディーンの記憶を蘇らせている。
快楽殺人鬼 (Human Hunting)
殺人衝動が異常に強く、外界との連絡を一切絶ち家族で人間狩りを行なっていた。一旦、誘拐し幽閉した対象者を逃がし、それをまた自分達の手でハンティングするという独特な殺人方法を持っていたようである。
ダエバ (Daeva)
ゾロアスター教において邪視されている悪魔たちの総称。メグが召喚しウィンチェスター一家を殺すために使役した。姿は肉眼では捉えられず、唯一、影だけがその姿を映し出す。狙われた相手はたちまち切り裂かれバラバラにされてしまう。
有効な撃退方法は無いが、影が写っている時、それを打ち消すほどの強い光を放てば、足止めすることは出来る。
タルパ(モーデカイ)
妖怪。
人々の想念によって生まれた化け物。人々が想像したとおりの姿、性質に変化する。
シュトリーガ (Shtriga)
妖怪。
魔女のようなもので、人間の生命力を吸い取る。特に子供の生命力を好んで吸い取り、子供の頃のサムも襲われたことがある。父の命令に背いて外出してしまったディーンのトラウマになった。普段は他人に怪しまれないよう人間に化けてターゲットを探している。
シュトリーガは基本的には不死身だが、人間の生命力を吸い取っている最中に清めた鉄の弾丸を撃ち込めば殺すことができる。
吸血鬼 (Vampire)
人間の生き血を数日かけて吸い取り殺す。もともとは人間で、吸血鬼が自分の生き血を人間に飲ませることで吸血鬼にする。普段は人間と変わらないが、歯茎の中に鋭い牙を隠している(自由に出し入れする事ができ、歯茎を押せば他人でも押し出せる)。
日光や十字架は効果がないが死人の血に弱い。彼らを殺すには首を切り落とすしかない。
ラクシャサ(羅刹天/Rakshasa
古代ヒンドゥー教に伝わる妖怪。20年の周期で人肉を食べるために活動する。姿は透明であるが、普段は人間の姿をしている。招き入れられないと人家に侵入できないため、ピエロの姿に変装して幼児に接近する。家に入った後は、その子供の両親を食い殺してしまう。子供は単に、食料としては小さすぎるために襲わない、と推測される。
倒すには真鍮製のナイフ(もしくは真鍮製の鋭利なもの)が必要。
ゾンビ (Zombie)
呪術によって蘇った死者。
トリックスター (Trickster)
本来物事を引っ掻き回す悪戯者だが、物質を実際に作り出す能力や時間を操る能力を保持し、自らの指針によりその特性を使って人を殺す。
人狼 (Werewolf)
普段は人間であり、人狼に変化した際の記憶が残らない。満月前後の夜において活動し、噛み付くことにより他者を人狼にすることもできる。
倒す方法は心臓に銀の弾丸を撃ちこむこと。
ジン (Djinn)
夢を見せ(願望がかなった夢を見せ)その間に人の血を吸う。
退治方法はジンの心臓を羊の血のついた銀のナイフで刺すこと。
チェンジリング (Changeling)
「取り換え子」とも呼ばれる。子供をさらって子供そっくりに化けたチェンジリングの子供と入れ替える。入れ替えた子供はどこかに隠しておくらしい。入れ替わったチェンジリングの子供はその家の母親の首筋から骨髄液を食料にする。子供と母親を守る存在の父親を真っ先に殺してから入れ替えを行う。
ホールド・ニッカー
異教における「冬の祭りの神」。以前は大勢の信者がおり、年に何百人という生贄を喰らっていたが、キリストの登場によって信仰を失い落ちぶれていた。殺すためには常用樹で作った杭が必要。
魔女 (Witch)
悪魔と魂の契約を結んでいる。
ルーガルー (Rougarou)
生まれてから一定の期間、人間と全く同じように成長・生活するが、ありとあらゆる種類の肉に対して食欲を感じるようになり、最終的には人間の血肉を欲するようになる。一度人間の血肉を摂取してしまうと人間とは別の生き物になる。親から子へ遺伝する。
火で燃やすことで倒せる。
震々 (Buruburu)
その正体はかかった人間を臆病にする幽霊病とされ、患ったディーンは子犬を見て逃げ出していた。
スタッフの創作だとする意見もあるが、鳥山石燕の妖怪画集にもあるれっきとした妖怪である。
人喰い鬼
シーズン4に登場。墓地や霊廟に葬られた死体を盗み出しては喰らう怪物。人間に化けることができる。頭部が弱点。ジョンに退治された人喰い鬼の家族が復讐を狙うも、ディーンとサムに退治された。
地獄の猟犬 (Hellhound)
作中で何度も登場する地獄の犬。姿は肉眼では見えないが、足音や唸り声などは聞こえる。その姿を見る事が出来るのは、悪魔と天使、死期が近い者(赤い目の悪魔と契約し、期限が迫っていたディーンなど)だけ。

用語[]

EMF探知機
悪魔や悪霊の痕跡を探知できる。電圧器が近くにあると反応してしまうので効果がない。
ディーンが使っているのは探知すると点滅と音で知らせてくれる。サムいわく「壊れたウォークマン」。
聖水
祝福された水。悪魔祓いの際、憑依者を抑え付ける物として使用される。
ウィンチェスター兄弟はペットボトルに入れて持ち歩いている。悪魔の憑依された者が触れると強烈な火傷を負う(アザゼル等の位の高い悪魔には効かない)
銀の弾丸
他作品にもよく登場する破魔の弾丸。特効薬的な物の代名詞として使用されることがある。
本作において、は祝福された物質とされている。
インパラ
本作に登場するウィンチェスター兄弟が運転するシボレー・インパラ
トランクには魔物退治に必要な様々な武器が詰め込まれている。ディーンがジョンから貰ったもので、ジョン曰くディーンは手入れをしていないらしい。ディーンがフライト恐怖症のため、兄弟はどこに行くにもこのインパラで移動する。シーズン4で過去に戻ったディーンが若かりしジョンに購入を促したことが明らかになる。
塩は邪気を払うことで有名な物質。悪魔や悪霊はその上を跨ぐ事ができず、一瞬だが吹っ飛ばす効果が得られる。
ウィンチェスター兄弟は対悪霊策に、銃弾を岩塩にして立ち向かっている。
コルト
1800年代のアラモでの攻防の頃、サミュエル・コルトがあるハンターのために製作した回転式拳銃。その銃と同時に新鋳された13発の銀の弾を併用する事によって、闇に属するすべての存在を倒すことが出来る。
悪魔退治に使う際、憑依された者の体に弾丸を撃ち込む事で退治できるが、同時に憑依された者の肉体も傷つけてしまう事にもなる(撃ち所によってはその者も殺してしまう)
8発の銃弾が使われた後失われ、悪魔の手に落ちたと記述する文書やあるハンターは存在しないとする説があったが、ダニエル・エルキンスがいずこかで5発の銃弾と共に手に入れた。
ジョンがディーンを助ける為に、自分の命とコルトを引き換えにした事で一度はアザゼルに奪われるも、シーズン2のラストでジェイクから奪い返す形でディーンの手に戻る(そのままアザゼルを葬った)
弾丸を使い果たした後、ルビーの協力によってコルトがまた使えるようになるが、赤い目の悪魔との取引から逃れたいベラによって盗まれ、クラウリーの手へと渡り、再びウィンチェスター兄弟の元へ。
ディーンがルシファーの額に撃ち込むも殺せなかった事で、ルシファーの口よりコルトでも殺せないものが5つある事が発覚する。
ある計画
各話で断片的に語られる悪魔の計画。サムやその他特定の人間「選ばれし者」が超能力を持っているのはそのためであるらしい。
彼らの幼い時に母親は、天井に磔にされて燃やされるという決まった殺され方をする。シーズン2ではその法則が打ち破られる。大抵の母親は死亡しているが、現存しているケースもある。
シーズン2にてサミュエル・コルトが作った悪魔が入ることのできない巨大なソロモンの輪の中にある地獄の扉を開かせ悪魔の軍を外に出し、「選ばれし者」の誰か1人(黄色い目の悪魔はサムに白羽の矢を)に悪魔の軍を率いさせるための計画と判明する。悪魔の軍を外に出した理由はシーズン4で明らかとなる。
十字路
赤い目の悪魔と出会える場所。
ソロモンの輪
悪魔を"ソロモンの輪"の中に入れ、悪魔封じをするため悪魔祓いをする。悪魔は地獄に送り返され取り憑かれていた人間は開放されるが、ほとんどの人間が悪魔に肉体を酷使されているため死亡する。ワイオミングにコルトが作った"ソロモンの輪"は教会と鉄道による大掛かりなものである。
パル・サンド
アイザックとタラマが使っていた、ペルーで採れる聖なる木をけずった杭。
聖水と同様の効果があり、憑依された人間をこれで磔にして退治する。
呪い袋
魔女が使うもので、必要な材料に黒魔術を施した形で効力を発揮する小袋。
ルビーがウィンチェスター兄弟を他の悪魔に見つからないようにする為に渡したり、サーウィンを復活させるのに必要な生贄を捧げる為に魔女が標的の屋内に仕込んだりと、用途的にいろいろと使い方があるもよう。
ルビーのナイフ
ルビーがいずこかで手に入れた、刀身部分に退魔の意味らしき文字が刻まれている"悪魔を殺せるナイフ"。
悪魔に憑依された者の体に突き刺す事で退治できる便利な武器だが、コルト同様、憑依された者の肉体も傷つけてしまう事にもなる(刺し所によってはその者も殺してしまう)
リリスに挑む際にルビーから奪って以降、盗まれたコルトに代わってウィンチェスター兄弟にとっての悪魔退治の定番武器となる。
悪魔の血
サムを初めとする選ばれし者達が生後6ヶ月目にアザゼルによって飲まされた、悪魔に憑依されている状態の人間の生き血。
覚醒したサムにとっては栄養剤的存在であり、念力(悪魔封じ)を使い続ける上では必要不可欠なもの。大量に摂取すればする程に念力のレベルがアップするようで、ルシファーの配下の悪魔を手をかざす事無く一瞬で葬ってしまう程。
途中で摂取する事をやめてしまうと、麻薬中毒者のような依存症となり、幾度か断つ事を決意したサムの身心を大いに苦しめた。
パニックルーム
ボビーが自宅の地下に作った鉄と塩でコーティングされた"安全な場所"。悪魔や悪霊は入る事はできず、また逆に出る事もできないので閉じ込める事にも使える。
悪魔に憑依された者の血を飲んだサムを閉じ込め、血抜きの場として幾度か使われた。
血文字
自らの血で描き、その血文字に掌を押し付ける事で、天使を強制的にその場からいずこかへ消しさる事ができる。
器(うつわ)
人間界で天使が憑依する人間の呼称。
悪魔と違い、天使が好き勝手に人間に憑依する事はできなく、その際は人間側の同意が必要となる。
カスティエル曰く、天使と器は例えれば電話回線のようなもので常に繋がっているとの事。
魔除け
幼い頃、サムがボビーからもったもので、ジョンのクリスマスプレゼントとして用意していたが、約束を破った事で代わりにディーンにあげ、以降、ディーンが常に首からさげているペンダント。
非常に強力なもので、神が近くにいると熱を発し探知機にもなる(サム曰く"神専用のEMF")事が、カスティエルによって明らかになった(実際の効力は未だ不明)
ルシファー復活後に、神を捜し求めるカスティエルが必要だと頼み込んできた事で、一時的にディーンが貸した。
クロアトアン・ウイルス (Croatoan Virus)
その存在はシーズン2でも端的に提示されていたが、シーズン5で製造された理由などの全容が明らかになる。
作中でルシファーが地上から人間を根絶やしにする為に使用する最終兵器の一つと言われている。
その正体は悪魔によって人工的に作られたウイルスで、その効力は感染した人間の理性を破壊し凶暴化させる。
悪魔の血を材料としているらしくそれを取り込み擬似的な悪魔を作り出すのは若干だがサムの超能力と共通している部分がある。
空気感染はせず、感染するには注射やキズ口からなど直接的な接触が必要となる。
治療法が存在しなく、感染すれば最後は殺してしまうしか救いの道は無い。 悪魔や、超能力等既に悪魔と何らかの繋がりを持っている人物には効果は無い。
騎士の指輪
シーズン5より登場。ルシファーが呼び出した地獄の騎士達がつけている指輪。
騎士達が個々の能力を使う為に必要なもので、見た目は結婚指輪のようなものから派手な物まで四つあり、全て集める事で復活したルシファーを奈落の底に落とす(地獄の監獄に戻す)力を発揮する。
聖油
標的を中心にサークル上にまき、火を点ける事で聖炎を炊く事ができる。
この油で燃え上がった聖炎は、ラファエルやガブリエル等の大天使さえ一方的に閉じ込める事ができ、また触れれば死んでしまうとの事。
抜け殻となった器からその天使と連絡を取ったりと、儀式にも使えるもよう。
聖炎で閉じ込められたカスティエルが脱出する際、下敷きとされたメグが悲鳴を上げていた事から、聖炎は(程度のレベルは不明だが)悪魔にも有効なもよう。
死神の鎌
シーズン5より登場。地獄の騎士「死」の持っている指輪を奪う為にクラウリーがディーンに持たせた武器。
悪魔や魔物はもちろん、天使をも殺す事ができるとの事。よく描かれている身の丈を超えるような大鎌ではなく、錆びた草刈り用の鎌のような形をしている。
大天使の剣 (つるぎ)
シーズン4より登場。天使を殺すことができる武器。
綺麗な光沢があり、片手で扱うため短く(サバイバルナイフぐらい)、槍のような刃先をしている。
人間でも使う事ができるらしく、ディーンがこれでザカリアを刺し殺した。
煉獄
地獄と天国とは別の空間。
オメガの住処。
クラウリーが場所を探していた。
モーゼの杖
天界の武器。
バルサザールによって盗み出される。
ルシファー無きあとの内戦状態の天界の混乱を収めようとカスティエルが行方を捜している。

音楽[]

  • 「Carry On Wayward Son(伝承)」 -- カンサス
    • 予告映像や毎シーズン最終話の導入部分などに使われるなど、スーパーナチュラルを代表する一曲になっている。
    • アニメでは高尾直樹、大嶋吾郎によるカバーがエンディングに使用されている。

エピソードリスト[]

スーパーナチュラルのエピソード一覧」を参照

リリース[]

DVD/BD[]

ファースト・シーズン、セカンド・シーズンの日本語吹き替えはサム・ウィンチェスターを成宮寛貴、ディーン・ウィンチェスターを井上聡が担当した。サード・シーズンからはサム・ウィンチェスターは内田夕夜、ディーン・ウィンチェスターは東地宏樹に変更された。

セル[]

  • ファースト・シーズン
    • 2006年10月20日 SUPERNATURAL vol.1 第1話 – 第3話収録
    • 2006年11月23日 SUPERNATURAL DVD コレクターズBOX1 vol.2–05 第04話–第11話収録
    • 2006年12月15日 SUPERNATURAL DVD コレクターズBOX2 vol.6–10 第12話–第22話収録
    • 2007年08月10日 SUPERNATURAL 1st セット1 vol.1–05 第01話–第11話収録
    • 2007年08月10日 SUPERNATURAL 2nd セット2 vol.6–10 第12話–第22話収録
    • 2008年08月06日 SUPERNATURAL セット1 vol.1–05 第01話–第11話収録
    • 2008年08月06日 SUPERNATURAL セット2 vol.6–10 第12話–第22話収録
  • セカンド・シーズン
    • 2007年08月10日 SUPERNATURAL S2 vol.1 第1話–第3話収録
    • 2007年09月07日 SUPERNATURAL S2 DVD コレクターズBOX1 vol.2–05 第04話–第11話収録
    • 2007年09月21日 SUPERNATURAL S2 DVD コレクターズBOX2 vol.6–10 第12話–第22話収録
    • 2008年08月06日 SUPERNATURAL S2 セット1 vol.1–05 第01話–第11話収録
    • 2008年08月06日 SUPERNATURAL S2 セット2 vol.6–10 第12話–第22話収録
  • サード・シーズン
    • 2008年10月08日 SUPERNATURAL S3 DVD コレクターズBOX1 vol.1–4 第1話–第08話収録
    • 2008年10月22日 SUPERNATURAL S3 DVD コレクターズBOX2 vol.5–8 第9話–第16話収録
  • フォース・シーズン
    • 2009年10月21日 SUPERNATURAL S4 DVD コンプリートBOX vol.1–11 第1話–第22話収録
  • フィフス・シーズン
    • 2010年10月20日 SUPERNATURAL S5 DVD コンプリートBOX vol.1–11 第1話–第22話収録
    • 2010年10月20日 SUPERNATURAL S5 ブルーレイ コンプリートBOX vol.1–11 第1話–第22話収録
  •  シックス・シーズン
    • 2011年09月07日 SUPERNATURAL S6 DVD コンプリートBOX vol.1-11 第1話-第22話収録
    • 2011年09月07日 SUPERNATURAL S6 ブルーレイ コンプリートBOX vol.1-11 第1話-第22話収録

レンタル[]

  • ファースト・シーズン (DVD)
    • 2006年10月20日 vol.01–03
    • 2006年11月03日 vol.04–06
    • 2006年11月23日 vol.07–09
    • 2006年12月15日 vol.10–11
  • セカンド・シーズン (DVD)
    • 2007年08月10日 vol.01–03
    • 2007年08月24日 vol.04–06
    • 2007年09月07日 vol.07–09
    • 2007年09月21日 vol.10–11
  • サード・シーズン (DVD)
    • 2008年09月25日 vol.01–03
    • 2008年10月08日 vol.04–06
    • 2008年10月22日 vol.07–08
  • フォース・シーズン (DVD)
    • 2009年09月09日 vol.01–03
    • 2009年09月16日 vol.04–06
    • 2009年10月07日 vol.07–09
    • 2009年10月21日 vol.10–11
  • フィフス・シーズン (DVD&Blu-ray)
    • 2010年09月08日 vol.01–03
    • 2010年09月22日 vol.04–06
    • 2010年10月06日 vol.07–09
    • 2010年10月20日 vol.10–11

書籍[]

ノベライズ[]

竹書房より発売。ファースト・シーズンのみ全3巻。訳 佐野晶

  • 2007年04月19日 SUPENATURAL スーパーナチュラル VOL.1
  • 2007年05月10日 SUPENATURAL スーパーナチュラル VOL.2
  • 2007年05月24日 SUPENATURAL スーパーナチュラル VOL.3

オフィシャルブック[]

AC Booksより発売。訳 藤田佳奈子

  • 2008年11月20日 オフィシャルエピソードガイドブック シーズン1
  • 2009年01月20日 オフィシャルエピソードガイドブック シーズン2
  • 2009年06月30日 オフィシャルエピソードガイドブック シーズン3

アニメーション[]

詳細はSUPERNATURAL: THE ANIMATIONを参照

脚注[]

  1. Buddy TV - The CW Adds Extra Episodes of 'Supernatural,' 'Gossip Girl' and More
  2. TVGuide.com - Fall TV Schedule Calendar, September 2011
  3. 企画・製作総指揮・脚本のエリック・クリプキは当初、数人のメインキャラクターたちがバンに乗って怪物退治の旅をするプロットを考えたが、「それでは『スクービー・ドゥー』になってしまう!」と気付き、変更した(北米版シーズン1・DVDボックスの特典映像より)。
  4. 本作には『Xファイル』のメインスタッフも参加しているが、同作の「ミソロジー(神話)」ストーリーが1話完結の「今週の怪物」エピソードから完全に独立していたのに対し、本作では両者のプロットが相互に影響を与え合う構成になっている。
  5. ネタ探しにはGoogleを大いに利用しているという(北米版シーズン1・DVDボックスの特典映像より)。
  6. ジョン役のジェフリー・ディーン・モーガンは、本作での出演が多かった時期に『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』にも準レギュラー出演しており、両作の撮影地(本作はバンクーバー、『グレイズ・アナトミー』はロサンゼルスが、それぞれ主な撮影地になっている)の間を頻繁に飛行機で往復していた。幸い、後者では患者用ベッドに横たわっているシーンが中心だったため、掛け布団の下に、飲み水、脚本、読書用の本、携帯電話などを忍ばせておき、撮影の合間に使用していた。特に携帯電話では、本作の撮影に向かうためのフライト・スケジュールをチェックしていたという(Actor Morgan Juggles 'Grey's,' 'Supernatural' and 'Weeds'より)。
  7. ハンターの「ボビー・シンガー」という名前はロバート・シンガーから取ったものである(日本語版ウィキペディアだけでなく英語版にも独立記事がないため、IMDbのページにリンク)。なお、この件に関するインサイド・ジョークが、シーズン6の第15話に含まれている。
  8. 製作総指揮および監督のキム・マナーズは本作のシーズン4の途中、肺癌で死去した'Supernatural,' 'X-Files' Director-Producer Kim Manners Diesより)。
  9. アメリカのテレビ業界の「Executive Producer(製作総指揮者)」の中には肩書きだけで、現場での指揮をあまり執らない者も多い。一方、実際に陣頭指揮を執っている者は業界用語で「Showrunner(ショーランナー)」と呼ばれる。エリック・クリプキの場合、シーズン5まで両者を兼ねていた。
  10. セラ・ギャンブルはシーズン1から脚本チームに参加していたが、シーズン3から「プロデューサー」の肩書きが加わり、シーズン5から製作総指揮に名を連ねていた。なお、セラ・ギャンブルの「ショーランナーとしての責任」に関するインサイド・ジョークが、シーズン6の第15話に含まれている。
  11. シーズン7の第3話の撮影は2011年7月初旬に開始された見込み(Supernatural's' Jensen Ackles returns to director's chairより)。
  12. サミュエル・コルトはシーズン6の第18話「バック・トゥ・ウエスタン(Frontierland)」に登場した(演じたのはSam Hennings)。
  13. 北米盤シーズン6ボックスには、メイキング・オブ映像、ジェンセン・アクレスの監督経験を追ったドキュメンタリー映像、オーディオ・コメンタリー、NGテイクなどの他、アニメ版(#アニメーション)の第21・22話が収録。また、Blu-rayボックスのみ、シーズン6全22話のデジタル・コピー(MP4形式と思われる)付である[1]
  14. コミコン・インターナショナルの映像を収録したボーナスDVD、インパラのミニカー(本作と同じナンバープレート付)、インパラのキーホルダー、番組ロゴ入りのTシャツなど。

外部リンク[]


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